GB Patch Games 様の「Our Life: Beginnings & Always」の二次創作ファンアートです
こちらはアメリカ製のビジュアルノベル恋愛ゲームです。全編通して英語です。配信はSteamとitch.io。なので自分からは探そうと、探せると思わなかったゲームでした。今は見つけられてよかったと心から思い、出会えなかったらどうなっていただろうと思うくらい衝撃のゲームでした。
ツイッターで呟いてたネタバレ伏せ済みの感想はmin.tでまとめてます。
車に寄りかかってる構図なのはStep3 SUMMER END… でわたしが見た展開「色々あって車の中にいた主人公が連絡とろうとしたらドアの向こうでずっと待ってたCove」を描きたかったからです。8歳で出会った頃は余裕がなくてしばしば癇癪を起こしていたCoveが、この場面で見せたのは主人公への愛情深い許容であったように私は思ったので。多分主人公がどんな状態でも微かに笑っていそう、と。
で、当然車を描かなければいけないのでとても大変だった……。これは公式で見たスチルになかったしいけるでしょうと思って手を出したんですけど、そりゃスチルで描くわけないとすぐに痛感しました。車描くの死ぬほど大変だ……。いったん3Dモデルで車とCoveくんのおおまかなバランスを見てざっくりアタリを取ってからクリスタのベクターレイヤーで車の線画を描き起こして調整。ベクター線単純化を使うと人工物っぽい滑らかな曲線になりました。思ってたよりは時間かからなかった（車の線画で6,7時間くらい？）。
人物の塗りもいつものやり方からレベルアップしたくて模索してました。好きな神絵師さんがSAIで描いてると聞いてクリスタでSAIっぽく使えるブラシを探してたら有名な「てんさいブラシ」に行き着いたので久々にブラシを変えました。半信半疑で塗ってたんですけど腰のシワが一発でリアルに仕上がったので相当びっくりでした。髪の毛もすごく綺麗に書ける。今回ようやくH型の髪ハイライトを自分で描けました（今までリボンブラシ使ってた）。
背景が白一色なのは強い日差しが降り注いでるという表現です。逆光になる分、影はいつもより重めに塗ってるつもりだったんですがまだ「the softness（柔らかさ）」とコメントをもらったのが意外でした。
Our Life: Beginnings & Always (Steam)